1年延長となったオリンピックが終わりました
さぁ次はパラリンピックですね
オリンピックを開催すべきか否かが問題になっていた中の開催で
選手たちが競技で感動を与えてくれていることとても嬉しく思います
ただ、東京の新型コロナウイルスの感染者数が増えているので
引き続き感染対策を実施していくことは大切ですね
そんな中、私は予定通り東京オリンピックのボランティアに参加しました
役割はヘルスケア担当
ネイルもオリンピック仕様に
ヘルスケアの仕事は
観客対応担当と
選手対応に振り分けられ
観客用担当は観客が動く動線を何かあった時に対応したり、
会場入りの際に体温測定などのチェックなどをします
選手用担当の担当は
選手や関係者に急病やケガがあった時に対応する役割
が、しかーし😞
今回の大会は無観客
ヘルスケア担当は当初の想定人数ほど必要なく
別の役割に異動するか
ボランティア活動を辞退するかの選択に迫られることに
そんなこんなでボランティア人数の余剰感が否めない状況でのボランティア活動となりました😥
非常事態対応の為、医療職だけでなく
自衛隊や警察の方々や警備会社も沢山携わっていて
オリンピック、パラリンピック期間中は不測の事態に備えてくださっていました
自衛隊の方々
会場入りの際は体温チェック、手指消毒
IDカードもチェックされるので担当外の会場には入れません
会場内に入ると直ぐにセキュリティーチェックがあり
空港と同じようにX線検査機で荷物チェック
飲み物を持ち込む場合は必ず自衛官の目の前で試飲しなければなりません
テロ対策も万全です
セキュリティーチェックを通ったらボラアンティア入場のチェックインカウンターで
チェックを受けてミールクーポンを受け取ります
チェックインカウンターでは今日の競技内容や寄せ書きなどで士気が高められます
ボランティア初日と最終日にもらえる記念バッチ
チェックインカウンターを抜けると
毎日熱中症予防グッズが支給されます
ミネラルウォーター、ウェットタオル、塩タブレット
会場によっては食事提供はお弁当だったりするみたいですが
私の担当していた会場は食堂で温かい食事と
大会スポンサーのコカコーラの自販機が何台も設置されていて
好きな飲み物を無料でいただきました
熱中症予防のため1日1個アイスの支給もあります
ボリュームたっぷりです
テーブルにはアクリル板が設置されていて
「黙食」の文字が
競技種目によってケガは様々
医師、理学療法士、看護師が試合中だけでなく練習場にも配置される体制が整えられていて
救急対応時の訓練が毎日行われます
その日その日に対応する人が変わるためです
会場の外には救急車が常時待機されていて
訓練には救急隊の方も一緒に訓練します
「声かけが足りなかったから次は声を掛けながら行おう」
「担架の取り扱いがもたついたから、確認しよう」
「搬送を誘導する時はスムーズに出来るよう動線を確保して」
など、出来なかったところを修正します
本番さながらなので訓練とは言え緊張感半端ない
コロナ対応として選手だけでなく
オリンピックに携わっている人は毎日PCR検査を提出します
会場内には医務室が設置されていて観客用と選手用とにわかれています
簡単な治療も受けられます
選手においてはドーピングに引っかかる可能性があるので飲める薬は限られます
アスリートの自己管理は本当に大変です
オリンピックを目標にすればその年月は4年以上にわたるので
本当に感服します
敷地の広い会場を移動するための移動車も設置されていました
選手や関係者の移動車両カワイイ
競技は午前中に予選が行われ夕方からメダルに絡む準決勝や決勝が組まれています
午前と午後でシフト開始時にチームに分かれてミーティングが行われ
ボランティアの配置が分かります
医務室の待機や担架要員で試合会場に入ることも
こういうオリンピックの裏側を見ることが出来るとテンションが上がります
毎日違うスタッフとの行動、その日その日の役割、慣れない土地でのホテル暮らし
体力的にも精神的にも疲れていた時に応援でフェンシングエペ団体戦の3位決定戦と決勝に立ち会うことが出来ました
その日はメディアのボランティア担当で試合会場入りすることが出来ました
役割は許可のない人が入ってこないようチェックする役割
決勝などメダルに絡む試合となると色んな人が許可なく会場入りすることがあるとのこと
人の出入りをチェックしつつ、でも決勝の試合も気になる🙄
しかもフェンシングでの日本のメダル獲得となると
世界中の人達の注目度もUP👆
試合会場内は無観客で寂しいながらも各国チーム関係者の熱気は熱かったです
これが観客が入っていたらどんなにもっと盛り上がっていたことか
観客のいない客席を見ていたら何とも言えない残念な気持ちにもなりましたが
素直に日本チームの金メダルは本当に嬉しかったです
メダルに絡む試合だけのためのセンターコート
今回のオリンピックは色々とマイナー対応ではありましたが
アスリートの方々が皆さん
「開催してくれて有難う」
と感謝されているコメントされているのを聞くと胸が熱くなりました
オリンピック出場を目標に人生をかけて犠牲にしてきたこともあるでしょうし
メジャースポーツであれマイナースポーツであれ
これだけの努力は相当の評価を受けるべきだし
もしかしたら、今まで才能のある人たちが環境や条件によって
スポーツを諦めざるケースも
沢山あったのかもしれないとも感じました
メダルラッシュに沸いた大会ではあったけれど
この東京オリンピックを機にもっと才能を生かせるような
環境やリタイヤ後の生活を整えられる国になれば
日本のスポーツはもっともっと発展するんじゃないかな
そのために自分に出来ることは何があるのか?
今まで考えたことのないような気持ちにさせてくれた
ボランティア体験でした
そしてそして、
東京パラリンピックも引き続き応援していきたいと思います!
ガンバレ日本!
2021.8.15