ちょっと思うところがあって
子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)について調べてみました
子宮頸がん
日本では毎年約1.1万人の女性が子宮頸がんにかかり、
毎年、約2,800人の人が亡くなっている
そのうち、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人が毎年
約1,200人いる
・子宮の頸部に出来る”子宮頸がん”の原因のほとんどは
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染
・子宮頸がんの原因となるHPVのウイルスの種類は少なくとも15種類ある
・HPVの感染は性的接触によっておこる
日本産婦人科学会資料
・WHOがワクチン接種を推奨していて現在100か国以上で
実施されている
・海外のHPVワクチンの接種率は高い国が多い
・公費でのHPVワクチン接種対象者は
小学校6年~高校1年相当の女子
・公費で接種できるHPVワクチンは2種類あり
2つまたは4つのタイプのHPVヒトパピローマウイルスの
感染を予防(2価または4価ワクチン)
・接種回数は6か月内で3回接種
・子宮頸がんの原因の50~70%を防ぐことが出来る
・副作用は痛み腫れなど軽いものから アナフィラキシー
や手足の力が入らない神経症状、意識低下などの重篤なものがあり、
重篤な症状と判断された人は1万人あたり5人(厚生労働省資料)https://www.mhlw.go.jp/content/000679261.pdf
・9種類のHPVに有用なワクチンが日本でも2020年7月に
承認されたが自費扱いで対象者は9歳以上の女性のみ
・子宮頸がんだけでなく膣がん、男女ともに外陰がん、肛門がん
中咽頭がんの原因となるHPVの型にも有用
・接種回数は3回が望ましい
・アメリカでは9~14歳の男女に定期接種が推奨されている
性的接触をHPV感染の原因ということで
海外では相手への感染を防ぐためにも男性への接種を積極的に
進めている国もあるとのことですが日本では男性への接種は
まだ未承認
がんの原因を予防できるワクチンは現段階ではHPVワクチンだけとのこと
コロナワクチンの開発もそうですが日本もワクチンに関して先進国の中で
遅れを取らないようにしていくことが大事ですよね
それが将来的な医療費の削減にもなるだろうし
”がん検診も大事”
”がん予防も大事”
ですね
2021年9月5日